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借金が返済できないとどうなる?滞納後の流れ・放置するリスクと今すぐできる対処法

借金が返済できないとどうなる?滞納後の流れ・放置するリスクと今すぐできる対処法

借金の返済日が迫っているにもかかわらず、お金を用意できないと、「すぐに差し押さえられるのではないか」「勤務先や家族に知られるのではないか」と不安になる方も多いでしょう。しかし、返済期日に一度遅れただけで、直ちに給与や預金が差し押さえられるわけではありません。通常は、電話や書面による督促、遅延損害金の発生、期限の利益の喪失による一括請求、裁判手続きなどを経て、最終的に強制執行へ進む可能性があります。

ただし、「すぐには差し押さえられないから」と放置してよいわけではありません。対応が遅れるほど選択肢が少なくなり、返済負担や精神的な負担が大きくなるおそれがあります。この記事では、借金が返済できない場合に起こり得る流れ、滞納による影響、やってはいけない行動、今すぐできる対処法、債務整理の選択肢まで分かりやすく解説します。

※本記事は借金問題に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の法律相談に代わるものではありません。契約内容や借入状況によって対応は異なるため、具体的な判断は弁護士・司法書士などの専門家へご相談ください。

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目次

借金が返済できないとどうなる?

借金の返済ができない場合、一般的には返済日の翌日から滞納状態となり、債権者である消費者金融、カード会社、銀行などから入金確認や督促が行われます。その後も支払いがなければ、遅延損害金が加算され、場合によっては残額をまとめて請求される可能性があります。

さらに滞納が長期化すると、信用情報への登録、保証会社による代位弁済、裁判所を通じた支払督促や訴訟、給与・預金などの差し押さえへ進むことがあります。

ただし、実際の進み方や時期は、借入先、契約内容、滞納期間、債権者の対応方針などによって異なります。以下の流れは、あくまで一般的な目安として確認してください。

滞納後の段階起こる可能性があること
返済期日の翌日以降遅延損害金の発生、電話やメールによる入金案内
数日から数週間督促状の送付、連絡回数の増加
滞納の長期化信用情報への延滞情報の登録、カード利用停止
契約上の一定条件に該当期限の利益を失い、残額を一括請求される可能性
さらに放置支払督促、訴訟などの裁判手続き
債務名義が成立した後給与、預金などを差し押さえられる可能性

政府広報オンラインも、借金返済のために別の借入れをすると、借金が雪だるま式に増え、督促に追われて冷静な判断が難しくなることがあるとして、無料の多重債務相談窓口への早期相談を案内しています。

借金を滞納した後の一般的な流れ

借金を滞納してから差し押さえに至るまでには、通常いくつかの段階があります。返済が難しいと分かった時点で対応すれば、返済日の変更や分割方法の見直しなどについて相談できる可能性があります。

一方、債権者からの連絡や裁判所から届いた書類を無視し続けると、状況は悪化しやすくなります。

返済日の翌日から遅延損害金が発生する可能性がある

返済期日までに支払わなかった場合、契約内容に基づいて遅延損害金が発生する可能性があります。遅延損害金は、通常の利息とは別に、支払いが遅れたことに対して加算される金銭です。

滞納期間が長くなるほど支払総額が増えるため、「来月まとめて支払えばよい」と考えて放置すると、当初想定していた金額よりも返済額が増える場合があります。

支払日を過ぎてしまったときは、契約書、会員ページ、請求書などで、以下の内容を確認しましょう。

  • 本来の返済期日
  • 約定返済額
  • 遅延損害金の利率
  • 再引き落としの有無
  • 振込先と支払方法
  • 支払予定日を相談できる窓口

支払える見込みがある場合でも、自己判断で数週間放置せず、借入先へ連絡することが重要です。

電話・メール・SMSなどで入金案内が届く

支払いが確認できない場合、最初は電話、メール、SMS、アプリ通知などで入金案内が届くのが一般的です。

この段階で債権者へ連絡し、「いつまでに、いくら支払えるか」を説明できれば、支払日の調整などに応じてもらえることがあります。ただし、必ず希望どおりになるとは限りません。

電話に出るのが怖いからと無視すると、連絡が繰り返されたり、書面による督促へ移行したりする可能性があります。連絡先の電話番号が変わっている場合は、契約者本人と連絡が取れないため、自宅へ書面が送られる可能性も高くなります。

督促状や催告書が自宅に届く

電話やメールに応じず、入金も行われない場合、督促状や催告書が郵送されることがあります。

書面には、次のような内容が記載される可能性があります。

  • 滞納している金額
  • 支払期限
  • 振込先
  • 支払いがない場合の今後の対応
  • 一括請求や法的手続きを検討する旨

督促状と裁判所から届く書類は別物です。貸金業者やカード会社から届いた督促状を放置することも避けるべきですが、裁判所名義の特別送達が届いた場合は、より緊急性が高いと考える必要があります。

クレジットカードや追加借入れが利用できなくなる

滞納すると、対象となるクレジットカードやカードローンの利用が一時的に停止される可能性があります。

滞納を解消しても、利用可能枠が元どおりになるとは限りません。契約状況によっては、そのまま契約を解除されたり、更新を断られたりすることもあります。

また、一つの契約で延滞が発生した結果、信用情報を参照した別の金融会社の審査や契約更新に影響が出る可能性もあります。

信用情報に支払状況が登録される可能性がある

クレジットカードやローンの契約内容、残高、返済状況などは、信用情報機関に登録されています。

CICの開示報告書では、クレジット会社等への入金状況が記号で表示され、最新の月から過去24か月分を確認できる仕組みになっています。

滞納の期間や状況によっては、単なる入金遅れだけでなく、重大な延滞を示す情報が登録される場合があります。信用情報に問題があると、次のような契約の審査へ影響する可能性があります。

  • 新しいクレジットカード
  • カードローン
  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • スマートフォン端末の分割払い
  • 各種ローンの保証審査

「1日遅れただけで必ずブラックリストに載る」と一律に判断することはできません。金融会社の登録基準や延滞状況によって異なるため、正確な登録内容を知りたい場合は、信用情報機関へ本人開示を請求する方法があります。

残っている借金を一括請求される可能性がある

ローンやクレジット契約では、契約者が分割で返済できる権利を「期限の利益」と呼びます。

一定期間の滞納など、契約書で定められた条件に該当すると期限の利益を失い、まだ返済日が来ていない残額も含めて、一括で請求される可能性があります。

毎月数万円の返済が難しい状況で、残額全体を一度に請求されても支払うことは困難でしょう。この段階まで進んだ場合は、自力での解決に固執せず、早めに専門家へ相談することが重要です。

保証会社が代位弁済することがある

銀行カードローンや住宅ローンなど、保証会社が付いている契約では、滞納が続いた場合に保証会社が債務者に代わって金融機関へ返済することがあります。これを代位弁済といいます。

ただし、保証会社が支払ったからといって、本人の借金がなくなるわけではありません。その後は保証会社から、立て替えた金額の返済を求められます。

代位弁済後は、一括請求や法的手続きに進む可能性があるため、保証会社から通知が届いた場合も放置してはいけません。

裁判所から支払督促が届く可能性がある

債権者は、借金を回収するために、簡易裁判所へ支払督促を申し立てることがあります。

支払督促は、裁判所書記官が書類を審査し、債務者へ支払いを命じる手続きです。裁判所によると、支払督促を受け取った債務者は、送達後2週間以内に督促異議を申し立てることができます。異議を申し立てると、通常訴訟へ移行します。

支払督促を無視し、所定の手続きが進むと、仮執行宣言が付され、債権者が強制執行を申し立てられる状態になる可能性があります。

裁判所から届いた書類については、通常の督促状と同じ感覚で放置してはいけません。内容に心当たりがない場合や、請求額に争いがある場合も、期限内に対応する必要があります。

訴訟を起こされる可能性がある

債権者は、支払督促ではなく、貸金返還請求訴訟などを提起することもあります。

裁判所から訴状や口頭弁論期日呼出状が届いたにもかかわらず、答弁書を出さず、期日にも出席しなければ、債権者の主張に基づいた判決が出る可能性があります。

「支払えないから裁判へ行っても意味がない」と考えるのは危険です。分割払いの和解が検討できる場合もありますが、対応しなければ、その機会を失うおそれがあります。

給与や預金を差し押さえられる可能性がある

差し押さえは、単に返済日を過ぎたというだけで突然行われるものではありません。原則として、確定判決や仮執行宣言付支払督促など、強制執行に必要な債務名義を債権者が取得した後に申し立てられます。

裁判所は、債権執行について、判決や和解調書どおりに支払いが行われない場合などに、債務者の給与や銀行預金等を差し押さえ、勤務先や銀行等から支払いを受ける手続きと説明しています。

差し押さえの対象となり得るものには、次のような財産があります。

  • 銀行預金
  • 給与
  • 賃料収入
  • 売掛金
  • 不動産
  • 一定の動産

東京簡易裁判所の案内でも、金銭債権に対する差し押さえの対象として、預貯金債権、給料債権、賃料債権、敷金返還請求権などが示されています。

給与が差し押さえられる場合、裁判所から勤務先へ通知が届くため、勤務先に借金問題を知られる可能性があります。

借金を返済できないときに今すぐ行うべき対処法

返済が難しいと分かった時点で、何もしないまま返済日を迎えるのではなく、現在の状況を整理して行動することが重要です。

「今月だけ足りない」のか、「今後も継続的に返せない」のかによって、取るべき対応は異なります。

借入先へ返済日前に連絡する

返済期日前の段階で支払いが難しいと分かっている場合は、できるだけ早く借入先へ連絡しましょう。

連絡する際は、単に「払えません」と伝えるだけでなく、以下の情報を整理して説明します。

  • 返済できない理由
  • 支払える予定日
  • 支払える金額
  • 次回以降は通常どおり返済できるか
  • 収入が減少した状態が今後も続くか

数日後に給与が入るなど、一時的な資金不足であれば、支払日について相談できる可能性があります。

一方、今月だけでなく来月以降も返済できない場合は、支払日の延期だけでは根本的な解決になりません。返済条件の見直しや債務整理を含めた検討が必要です。

借金の総額と毎月の収支を確認する

借金問題を解決するには、「借金がいくらあるか」だけでなく、「毎月いくらなら無理なく返済できるか」を把握する必要があります。

まず、次の項目を一覧にしましょう。

確認項目記載する内容
借入先銀行、消費者金融、カード会社など
借入残高現在残っている元金
毎月の返済額最低返済額を含む
金利契約上の利率
返済日毎月の約定日
滞納期間何日・何か月遅れているか
保証人・担保保証人や住宅、自動車などの有無

次に、手取り収入から、家賃、食費、水道光熱費、通信費、税金、社会保険料、医療費など、生活に必要な支出を差し引きます。

残った金額が現在の返済額を下回っている場合、節約だけで解決できるのか、返済条件そのものを見直す必要があるのかを判断します。

支出の優先順位を見直す

借金を返済するために生活費を極端に削り、家賃、電気代、税金などを滞納すると、生活基盤まで失う可能性があります。

返済が難しいときは、すべての支払いを一律に扱うのではなく、生活への影響を考えて優先順位を整理する必要があります。

一般的には、次のような支出を優先して確保します。

  1. 住居費
  2. 食費
  3. 水道光熱費
  4. 医療費
  5. 税金・社会保険料
  6. 仕事に必要な交通費・通信費
  7. 借金の返済

ただし、税金や社会保険料についても放置してよいわけではありません。支払いが難しい場合は、役所や年金事務所などへ相談し、分納や猶予制度を利用できないか確認しましょう。

家族から援助を受けられるか検討する

一時的な収入減少であり、近いうちに返済を正常化できる場合は、家族から援助を受けることも選択肢の一つです。

ただし、家族から借りる場合でも、返済時期や金額を曖昧にすると、人間関係のトラブルにつながります。借りた金額、返済日、返済方法を明確にしておきましょう。

また、毎月の収支が赤字であるにもかかわらず、家族から借りたお金で返済を続けても、問題を先送りするだけになる可能性があります。継続的に返済が困難な場合は、専門家への相談を優先すべきです。

公的な貸付制度や給付制度を確認する

失業、休業、病気、収入減少などが原因で返済できない場合は、自治体や社会福祉協議会などが案内する公的支援制度を利用できる可能性があります。

ただし、公的な貸付制度も借入れである以上、将来の返済が必要となる場合があります。生活費を借金返済へ回す目的だけで利用すると、債務問題が悪化するおそれがあります。

制度を利用する際は、借金返済だけでなく、今後の生活再建を含めて相談しましょう。

弁護士や司法書士へ相談する

複数社から借りている、すでに数か月滞納している、督促状や裁判所から書類が届いている、自転車操業になっている場合は、早めに弁護士や司法書士へ相談することが重要です。

借金問題の専門家へ相談すると、次のような点を確認できます。

  • 現在の収入で返済を継続できるか
  • 任意整理が適しているか
  • 個人再生や自己破産を検討すべきか
  • 過払い金が発生している可能性があるか
  • 保証人や住宅、自動車への影響
  • 裁判所から届いた書類への対応
  • 費用の分割払いが可能か

法テラスでは、借金などの法的トラブルについて制度や相談窓口を案内しており、一定の要件を満たす場合には無料法律相談や弁護士・司法書士費用の立替制度を利用できる可能性があります。

借金を返済できないときにやってはいけないこと

返済日が迫ると、焦りから不適切な行動を取ってしまうことがあります。しかし、その場しのぎの対応によって借金がさらに増えたり、犯罪被害に遭ったりする可能性があります。

特に次の行動は避けましょう。

別の消費者金融から借りて返済する

返済資金を別の貸金業者から借りると、当月の支払いは乗り切れても、借入総額と利息負担が増えます。

借金を借金で返す自転車操業に入ると、毎月の返済額が収入を上回りやすくなり、短期間で多重債務状態に陥る可能性があります。

政府広報オンラインも、目の前の借金を別の借入れで返済すると、借金が雪だるま式に増えるおそれがあると注意を促しています。

クレジットカードの現金化を利用する

クレジットカードのショッピング枠を利用して商品を購入し、買い取り業者へ売却して現金を得る行為は、カード会社の規約に違反する可能性があります。

高い手数料によって受け取れる現金が少なく、カード会社への支払いだけが多額に残ることもあります。カードの利用停止や強制解約につながるおそれもあるため、利用すべきではありません。

後払い現金化や給与ファクタリングを利用する

商品売買や給与債権の買い取りを装い、実質的に高額な手数料を取るサービスには注意が必要です。

表面上は「借金ではない」と説明されていても、利用者が受け取る金額と支払う金額の差が大きく、生活をさらに圧迫する可能性があります。

契約内容が不明確なサービスや、「審査なし」「誰でも即日現金化」などを強調する業者には近づかないようにしましょう。

ヤミ金融から借りる

正規の金融機関から借りられなくなった人を狙い、違法な金利で貸し付けるヤミ金融が存在します。

ヤミ金融を利用すると、法外な利息を請求されたり、家族や勤務先へ執拗な連絡をされたり、個人情報を悪用されたりする危険があります。

借金返済のためにヤミ金融へ手を出すことは、問題の解決ではなく深刻化につながります。

債権者からの連絡をすべて無視する

返済できない事実を伝えるのが怖くても、電話、郵便、メールをすべて無視するのは避けましょう。

連絡を無視すると、債権者は本人に返済意思がないと判断し、督促の強化、一括請求、法的手続きへ進む可能性があります。

特に裁判所から届いた支払督促や訴状は、期限内に対応しなければ不利な結果につながるおそれがあります。

財産や勤務先について虚偽の説明をする

差し押さえを避けるために、財産を隠したり、名義を不自然に変更したり、専門家や裁判所へ虚偽の説明をしたりすることは避けなければなりません。

自己破産や個人再生を申し立てる場合、財産、収入、借金の状況を正確に申告する必要があります。不自然な財産移転や虚偽の申告は、手続きに重大な影響を及ぼす可能性があります。

借金返済が難しい場合に検討できる債務整理

収入と支出を見直しても返済が継続できない場合は、債務整理を検討する必要があります。

債務整理には複数の方法があり、借金額、収入、保有財産、住宅ローンの有無、保証人の有無などによって適した手続きが異なります。

任意整理

任意整理は、弁護士や司法書士が債権者と交渉し、将来利息の減免や返済期間の見直しなどを求める方法です。

裁判所を利用せずに交渉するため、整理する債権者を選べる場合があります。一定の収入があり、利息を減らして分割返済すれば完済を目指せる人に向いている可能性があります。

ただし、元金そのものが必ず減るわけではなく、債権者に交渉へ応じる義務もありません。

特定調停

特定調停は、簡易裁判所が債務者と債権者の間に入り、返済条件の調整を図る手続きです。

専門家へ依頼せず本人が申し立てることもできますが、書類作成や裁判所への出頭が必要です。また、調停で決まった返済条件を守れない場合、強制執行を受ける可能性があります。

政府広報の債務整理に関する案内でも、特定調停で決められた返済が遅れた場合には、給与が差し押さえられる可能性があると説明されています。

個人再生

個人再生は、裁判所へ申し立て、法律上の基準に基づいて借金を減額し、原則として再生計画に従って返済していく手続きです。

一定の条件を満たせば、住宅ローンを支払いながら自宅を維持できる可能性があります。

一方、安定した収入が必要であり、申立てに必要な書類も多く、任意整理より複雑な手続きです。住宅ローン、税金、養育費など、減額の対象にならない債務もあります。

自己破産

自己破産は、裁判所へ申し立て、免責許可を受けることで、原則として対象となる借金の支払義務を免除してもらう手続きです。

返済に充てられる収入がなく、借金を継続的に返済できる見込みがない場合に検討されます。

ただし、税金、社会保険料、養育費、一定の損害賠償債務など、免責されない債務があります。また、一定以上の価値がある財産は処分の対象となる可能性があります。

「自己破産をすると戸籍に載る」「選挙権がなくなる」「会社を必ず解雇される」といった情報は正確ではありません。ただし、手続き中に一部の資格や職業へ制限が生じる場合があるため、個別に確認が必要です。

どの段階で借金相談をするべき?

借金相談は、滞納が始まってからでなければ利用できないものではありません。

「来月から返せなくなりそう」「返済すると生活費が残らない」という段階でも相談できます。むしろ、延滞前のほうが選択肢を確保しやすい場合があります。

次のいずれかに当てはまる場合は、早期相談を検討しましょう。

  • 借金を返すために別の会社から借りている
  • リボ払いの残高が減らない
  • 毎月の返済額が手取り収入の大きな割合を占めている
  • 返済すると家賃や生活費を払えない
  • すでに2社以上で滞納している
  • 督促状や一括請求書が届いた
  • 裁判所から支払督促や訴状が届いた
  • 給与や預金の差し押さえが心配
  • 収入が減り、今後も回復する見込みがない
  • 家族に隠したまま返済を続けることが限界になっている

日本貸金業協会の相談窓口では、多額の借金を抱えて返済に困っている人や、借金の整理方法が分からない人に対し、債務状況や返済能力を確認したうえで、助言や他の相談機関の案内を行っています。

借金返済について相談できる主な窓口

相談先によって、対応できる内容が異なります。法的手続きを具体的に依頼したい場合は弁護士や司法書士、生活再建も含めて相談したい場合は公的窓口や専門相談機関を検討しましょう。

相談先主な相談内容
弁護士任意整理、個人再生、自己破産、訴訟対応など
司法書士認定司法書士の業務範囲内における債務整理相談など
法テラス法制度や相談窓口の案内、一定要件下での無料相談・費用立替
日本貸金業協会貸金業者との契約、返済困難、債務相談
日本クレジットカウンセリング協会多重債務相談、家計改善、条件に応じた任意整理
消費生活センター契約トラブル、不審な業者、悪質商法など
市区町村の相談窓口多重債務相談、生活支援、公的制度の案内

日本貸金業協会は、法テラス、日本クレジットカウンセリング協会、消費生活センター、日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会などの相談機関も案内しています。

借金が返済できない場合によくある質問

借金を滞納したときは、不安から「すぐに家族や会社へ知られるのではないか」と考えがちです。ここでは、よくある疑問を整理します。

返済日に1日遅れただけで差し押さえられますか?

通常、1日遅れただけで直ちに差し押さえられるわけではありません。

差し押さえには、原則として判決や仮執行宣言付支払督促などの債務名義が必要であり、その前に督促や裁判手続きなどが行われます。

ただし、1日程度なら問題ないという意味ではありません。遅延損害金が発生する可能性があり、返済状況が記録される場合もあるため、速やかに借入先へ連絡してください。

借金を滞納すると家族に連絡されますか?

借金は原則として契約者本人の問題であり、家族が保証人になっていない限り、家族に返済義務が生じるわけではありません。

ただし、自宅へ督促状が届く、固定電話へ連絡が入る、差し押さえに伴って書類が届くなどの事情により、家族に知られる可能性はあります。

会社に借金が知られますか?

通常の電話や督促だけで、直ちに勤務先へ借金の詳細が伝えられるわけではありません。

しかし、給与差し押さえが実行される場合は、裁判所から勤務先へ債権差押命令が送達されるため、少なくとも給与担当者などには知られる可能性があります。

少額の借金でも裁判を起こされますか?

借金が少額であっても、裁判手続きが行われる可能性はあります。

支払督促は、貸金や立替金などの請求に利用される裁判手続きであり、請求額が少ないから利用されないとは限りません。裁判所から書類が届いた場合は、金額にかかわらず期限を確認して対応しましょう。

無職でも債務整理できますか?

無職でも、自己破産などを検討できる可能性があります。

一方、任意整理や個人再生は、原則として一定額を継続して返済する必要があるため、収入状況が重要です。失業給付、年金、家族の援助、今後の就職見込みなども含めて、専門家が適切な方法を判断します。

債務整理をすると借金は必ず減りますか?

債務整理を行えば必ず希望どおりに借金が減るわけではありません。

任意整理は債権者との交渉であり、交渉が成立しない場合もあります。個人再生や自己破産も裁判所の要件を満たす必要があります。

手続きごとにメリットとデメリットがあるため、「借金が減るか」だけでなく、財産、保証人、住宅、仕事、信用情報への影響を含めて検討することが大切です。

まとめ|借金が返済できないと分かった時点で早めに行動する

借金の返済ができない場合、一般的には遅延損害金の発生、電話や書面による督促、カード利用停止、信用情報への登録、一括請求、裁判手続き、差し押さえという流れへ進む可能性があります。

返済期日を一度過ぎただけで、直ちに給与や預金が差し押さえられるわけではありません。しかし、債権者や裁判所からの連絡を無視し続けると、選択肢が少なくなり、最終的には強制執行に至る可能性があります。

返済が難しいと分かったら、まず借入先へ連絡し、借金総額と毎月の収支を整理しましょう。一時的な資金不足ではなく、今後も返済を続けられない状態であれば、借金を重ねて乗り切ろうとせず、弁護士、司法書士、法テラス、多重債務相談窓口などへ相談することが重要です。

借金問題は、放置するほど解決が難しくなる傾向があります。督促や差し押さえへの不安を抱え続けるのではなく、現在の状況に合った解決方法を確認することから始めましょう。

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